今回はずっと書こうと思っていた出産費用についての記事です。
実際に私が妊娠から出産までかかった費用を公開していくので、「事前にどれくらい費用が必要なのか」や「沖縄で里帰り出産した場合の違い」を正直にまとめています。
初めての妊娠・出産はわからないことだらけなので不安ですよね。私もその一人でした。
初めての妊娠で出産を控えているけど、出産費用がいくらかかるのか心配
出産までの検診にかかる費用はどれくらい自己負担する?
出産一時金で出産費用は足りる?
出産にかかる費用は保険適用外なのでトータルすると高額な出費になります。初めてだと特に心配ですね・・・
そこで今回は、妊娠してから出産するまでにかかった費用を詳しく分けて公開、実際にかかった自己負担額や出産一時金から手出しはあったのかをまとめていきます。
住んでいる場所によって出産にかかる費用は違ってくると思いますが、この記事を参考にして事前の出産準備に備えられると思います。
ちなみに私は沖縄で里帰り出産をしたので、妊婦健診前の検診費用・妊婦健診・沖縄での妊婦健診・沖縄での出産費用と分けて解説しています。
もくじ
私のの出産ケースはこんな感じ
- 沖縄県の県立病院にて里帰り出産
- 自然分娩
- 相部屋→個室
- 入院日数 5泊6日
私は初めての出産を地元に帰って家族が近くにいる環境での里帰り出産を選びました。
里帰り出産を選んだ理由は初めての出産だったので、頼れる家族がいるほうが安心できるから。
そして、出産費用が比較的安く済むケースがあるので里帰り出産を選びました。
実際に私が妊娠・出産を経験して、妊婦健診や出産費用は保険適用外のためお金が意外とかかるなーと感じました。
そんな中で、里帰りで出産費用をなるべく安く済ませたいと思っている方もいるかなと思います。
私もその中の一人なので、実際に里帰り出産をして出産費用がどれくらいだったのかを公開します。
妊娠・出産における公的支援は利用できる?
妊婦健診の補助券
母子手帳の交付と一緒に受け取れるもので、妊婦健診の際に病院の窓口に出すと妊娠期間中の健診や産後の健診の費用の一部が助成されるものです。
助成される額は各自治体によってことなっています。
私の場合は21,000円券×1回、8,000円券×3回、6,000円券×2回、4,000円券×8回の計14回分の補助券を利用できました。
補助券は協力実施機関で利用できますが、もし里帰り出産する場合は市外協力実施機関であれば補助券を使用できます。
市外協力実施機関でない場合は使用できませんが、後日払い戻しの申請をすることもできる場合があるので、住んでいる自治体に確認しましょう。
出産育児一時金
健康保険や国民健康保険の被保険者である国民が出産したときに支給されるものが出産育児一時金です。
支給額は令和5年4月から42万円から50万に引き上げられました。
支給方法は出産した医療機関に直接支払う制度(直接支払制度)または出産後に協会けんぽに申請をして支給してもらう方法があります。
私は直接支払制度の方が楽だと感じたので、そちらを選びました。
ちなみに出産費用が50万を超えなかった場合は後日、申請すれば残りの支給額をもらうことができます。
妊娠から出産までにかかる費用の内訳
出産までにかかる費用は出産費用とは別に妊婦健診や検査費用があります。
里帰りするまでは在住先の病院で妊婦健診をしていたので、神奈川県の産科→地元の沖縄の病院と2箇所での妊婦健診になりました。
毎回、出費がかさむので積もり積もって大きな金額になっています。
事前にこれくらいかかるんだ〜と知っているだけでも気持ちが楽になるとおもうのでぜひ参考にしてみてください。
妊婦健診前の検診費用
妊娠してから3ヶ月〜4ヶ月ごろの妊婦健診に入る前は婦人科で2週間おきに経過を診るためにレディースクリニック・総合病院の婦人科に通っていました。
妊娠を確認するためレディースクリニックに行ったんですが、(この頃は知識がなくどこで診てもらえばいいかわからなかった)そこでは妊婦健診や出産には対応してなくて、途中から産婦人科のある総合病院に通いました。
そのときの内訳はこんな感じです↓
回数 | 金額 | |
---|---|---|
レディースクリニック | 2 | 13750円 |
総合病院(婦人科) | 2 | 19472円 |
合計 | 4 | 33222円 |
妊婦健診の前は市町村の助成などもないので、毎回6000円〜10000円の診察費用が全額自己負担なので結構きつかった・・・泣
妊婦健診
4ヶ月〜5ヶ月頃になると母子手帳を交付してもらい、妊婦健診になりました。
妊婦健診は母子手帳と一緒に交付される補助券が使えるので、検査費用の負担が少し軽くなります。
その時の内訳はこんな感じです↓
回数 | 金額 | |
---|---|---|
総合病院(産科) | 7回 | 23500円 |
補助券の割引があるので毎回の診察費用が1500円〜6000円とだいぶ安くなって助かりました。
それでも自己負担は0ではないので、どれくらいかかるのかはあらかじめ知っておいた方が準備できるので安心だと思います。
沖縄での妊婦健診
予定日の60日前くらいには里帰り出産する予定の病院に転院してそちらで出産までの妊婦健診をしていきました。
補助券の利用は病院によって使い方が違うので、あらかじめ里帰り先の病院を決めるときにチェックしておきましょう。
私の場合は補助券の利用を対応している病院だったので、そのまま補助券を利用して診察することができました。
その時の内訳がこんな感じです↓
回数 | 金額 | |
---|---|---|
里帰り先の病院(沖縄) | 7回 | 23250円 |
妊婦健診は里帰り先でも補助券が使えましたが、1回の診察費用が2500円〜5000円とトータルで比較すると特に安い印象はなかったです。
私が通っていた産婦人科が個人病院だったので、沖縄にしては高い方だったのかもしれません。
沖縄での出産費用
もともと地元の個人産婦人科で出産する予定でしたが、赤ちゃんが平均的に小さいのと直前で心拍が弱くなっていることもありNICUが完備されている県立病院に転院をすることになりました。
陣痛の間隔が短くなってきて、一度出産予定の産婦人科に入院(半日ほど)
→ そのあと急遽、県立病院に(救急車で)転院してそのまま出産
という感じで思い返してみたらと色々ありました・・・
なので、出産費用はもともと出産する予定の産婦人科+実際に出産した県立病院の2箇所でかかりました。
その時の内訳がこんな感じです↓
病院 | 金額 |
---|---|
出産予定だった産婦人科 | 15040円 |
転院先の県立病院 | 445046円 |
合計 | 460086円 |
出産育児一時金の50万円を超えなかったので自己負担は0円でした。
残りの差額39914円は後日申請して指定の口座に振り込んでもらえました。
県立病院なので部屋は相部屋(最終日には個室に移動できました)・ご飯は質素な病院食でしたが入院中も楽しく過ごせたし、出産費用が安く済んだので結果的によかった!
出産費用にかかるもの
- 入院費
- 分娩費用
- 部屋代
- 食事代
あとでわかったことですが、出産費用はお母さんの出産にかかるもので赤ちゃんの入院費用などは別請求。
うちの子は低体重で生まれてすぐNICUに入ったので、高額な入院費を心配していましたが赤ちゃんは医療費が助成されるので0円でした。
ちなみに赤ちゃんの入院費用は73260円。これがもし自己負担だとかなり恐ろしい・・・
トータルいくら?妊娠から出産までにかかった費用
出産一時金から手出しはあった?
私の場合は出産育児一時金の50万から手出しはなかったです。
もともと出産する予定の産婦人科だと8〜10万くらいは手出しはあると聞いていましたが、県立病院での出産だったので、安くなったのかな?と思います。
綺麗で食事が美味しそうな産婦人科で出産したいと思ってはいましたが、結果的に出費が少なくなったのでよかったです。
妊娠から出産までにトータルでかかった自己負担額
妊娠中の健診の際の自己負担額と余った出産費用(出産育児一時金の残金)を合わせた金額をまとめてみました。
金額 | |
---|---|
妊婦健診前の健診 | 33222円 |
妊婦健診 | 46750円 |
出産費用 | 0円(460086円)差額39914円 |
合計 | 79972円ー差額39914円=40058円 |
私が妊娠して出産するまでに実際にかかったトータルの自己負担額は40058円でした。
出産費用が安く済んだのでその分浮いた差額分を合わせると妊娠中の健診費用も少なく済みました。
沖縄で里帰り出産をしていなかったら、この何倍もお金がかかっていたと思うので本当に良かったです。
妊娠・出産の費用はどれくらい準備すればいい?
妊婦健診の補助券や出産した際にもらえる出産育児一時金があっても実際の自己負担は少なくはありません。
健診のたびに毎回かかる自己負担額を積み重ねると正直結構きついです・・・
私の場合は里帰り出産を選んだことで結果的に少ない出費で済みましたが、妊娠中の健診だけで約7〜8万ほどかかっています。
住んでいる地域や通っている病院・産婦人科によっては金額がかなり変わってくるので20万〜30万は準備しておいた方が安心だと思います。
出産費用は年々高くなっている?!
令和2年度でも東京とは50万超え!!!現在はさらに高くなっていると思います。
沖縄県は東京都に比べて20万ほど出産費用が安くなっています。
地方出身者なら里帰り出産のほうが断然安く済む可能性があるので、よく調べて家族と相談してみるのもありだと思います。
さらに出産後の育児グッズなどを準備するための費用もかかってくるので、あらかじめ出産準備の費用も貯金しておきたいですね。
まとめ
妊娠してから出産するまでどのくらい費用がかかるのかを私のケースで実際の出産費用をまとめていきましたが、国の公的支援を使っても自己負担は少なくはありません。
出産育児一時金の支給額が増えても出産費用が年々高くなっているので、手出しが出ることがほとんどです。
出産する地域・病院によってはかなり差がありますが、20〜30万くらいは準備しておく必要があると思います。
出産費用を抑えるために里帰り出産を選択することもありだと思うので、事前によく調べて家族と相談してみてもいいかも。
私も実際に沖縄で里帰り出産をしましたが、出産費用も抑えられて家族のサポートも受けられるので初めての出産・子育てもだいぶ助けられました。
なかなか難しい問題ですが、初めての妊娠・出産をひかえている方にとって少しでもこの記事が参考になれれば嬉しいです。